大相撲
夏巡業2015絵日記
8月24日 木村庄太郎
-
夏巡業ならではの、行司の大変さが分かります。三役格行司の木村庄太郎さんに絵日記をお願いすると、心の声が絵となって表れました。ご自身が思わず、軍配をうちわ代わりにあおぐ姿。「夏の巡業でも、我々は装束を着るんです。裸でも暑いのに、いくら夏物とはいえ大変。土俵の上では汗をぬぐうわけにもいかないから、目に入って痛い。それに汗が染みたら、衣装は1発でダメになります」。
最近できた施設はともかく、北海道や東北では会場にクーラーがないところが多いんです。支度部屋はテントというところもある。「テントはビニールハウスのようなもの。昔は一目散に、外の木陰によく逃げたものです」。札幌巡業では、土俵上は蒸し暑く、大変そうでした。夏巡業における行司のご苦労が、とても痛感できる絵日記でした。