大相撲
夏の絵日記2016
8月18日 錦木
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幕内としては初めての夏巡業に参加中の錦木関は「巡業といえば、明け荷でしょう」と、支度部屋の目の前にある自身の明け荷を描いてくれました。新十両昇進が昨年夏場所。その前には付け人として参加していましたが、明け荷を持つのも関取の特権。しこ名の入ったふたの部分を逆さにして重ねる巡業中の支度部屋の光景を、見事に表現してくれました。
14日には地元の盛岡市巡業に凱旋(がいせん)。熱狂的なファンが多く、横綱をも上回る声援に思わず「すごかったですね」と目を丸くしていました。それもこれも、関取になったから。幕内で活躍する姿は、震災復興6年目を迎えた故郷を今でも勇気づけています。「(岩手出身の)僕しかいないですからね。下の子が続いてくれればいい」。自身の明け荷の絵を書ける郷土力士の誕生を、切に願っています。
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