大相撲
夏の絵日記2016
8月19日 日馬富士
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絵日記を描いてもらうのは、恐れ多い! 昨年には自身の個展を開き、息をのむような富士山の絵を披露してくれた日馬富士関。プロ級の腕前、というよりプロです。それでも、なんとかお願いしたい。そんな記者の思いが通じたのか、悩んだ末に自身の右足をデッサンしてくれました。
昨年は得意の油絵に没頭して、九州場所で2場所連続休場明けの優勝。名古屋場所でも優勝を果たした横綱の絵日記は、わずか10分足らずで完成。土俵と同じ“速攻相撲”でしたが、そこは画伯です。ティッシュを取り出してキャンパスをこすり、柔らかい陰影をつけるなど細部までこだわっていました。体重135キロと軽量で、度重なるけがとも闘う日々。それでも綱を張り続ける極意を見たような気がしました。
巡業中も積極的に土俵に上がり、稽古をつける姿は力士としてもお手本そのもの。「きょう けいこがんばってくれた ぼくのあしです」と直筆メッセージも添えてもらい、横綱の生き様が詰まった一枚に仕上がりました。
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