大相撲
夏の絵日記2016
8月20日 白鵬
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優勝37度を誇る大横綱、白鵬関の絵日記は、人柄が前面に押し出された作品となりました。絵を描いたのは、小学生時代が最後。「ちゃんと絵を描くのは間違いなく、20数年ぶり」と苦笑しながら選んだのは、当時描いていた「架空の花」。「なんでこうなったのかねえ。他の子が花を描いていて、『もっとこうしたほうがいいんじゃないか』と思って描いたのは覚えてますけど」と、記憶をたどりながら描き進めてくれました。負けず嫌いな横綱の性格が垣間見えます。
この絵の特長は、花なのに花びらがないところ。色鉛筆とマジックを使い分けて色鮮やかに仕上げていきました。ここで登場したのが、横綱日馬富士先生。見守りながら「おもしろい。才能あるな。絵は、その人の性格がよく出るんですよ。勝負師の色だな。横綱(白鵬)の性格がよく出ている」と大絶賛。最後は背景を薄いピンク色でまとめて、優しさあふれる一枚が完成。白鵬関は「楽しかったよ」と笑顔で答えてくれました。
土俵では険しい表情の白鵬関。でも普段は付け人や若い力士とも笑顔で話すなど、気さくで優しい一面もあるんです。そこまで見抜いた日馬富士先生もさすが。絵の奥深さを知る一枚です。
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