大相撲
夏の絵日記2017
8月17日 木村銀治郎「遠くへ行きたい行司1人旅」
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画用紙いっぱいに「青春18きっぷ」の絵。細部のこだわりに“鉄ちゃん”の思いが見えます。「6年前、実際に使った切符です」。幕内格行司の木村銀治郎さんの思い出の一コマです。
通常の青春18きっぷと違う「赤い地紋」は、駅員による手売り販売の珍しいモノです。「当時、北海道の湯ノ岱(ゆのたい)駅で発売されていたので、名古屋場所中に宿舎に送ってもらいました」。
場所後に旅は始まります。関西本線に乗って和歌山から京都、鳥取へ。その後は新潟に向かい、福島の磐城を経て帰京しました。翌月は東海道本線で再び西へ。鳥取・米子の車内で検札を受けた証しもありました。北は福島、南は大分まで、目いっぱい行きました。
JRは廃線も含めて8割方乗ったというつわもの。70年から今なお続く「『遠くへ行きたい』という番組を見て、乗るのが好きになったんです」。その際は1人旅。「鉄路轟々(ごうごう)」の言葉は「JR九州の応援歌。好きな言葉です」。骨の髄まで鉄道好き。
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