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第10回大相撲総選挙

選挙後記

朝乃山への票は本人にとって財産/渡辺記者

照ノ富士を突き落としで破る貴景勝(夏場所千秋楽)照ノ富士を突き落としで破る貴景勝(夏場所千秋楽)
渡辺記者の順位予想
1位 貴景勝 6位 隆の勝
2位 照ノ富士 7位 明生
3位 遠藤 8位 大栄翔
4位 高安 9位 白鵬
5位 若隆景 10位 朝乃山

やっぱりな…。結果判明で、まず頭に浮かんだのはそんな思いだった。朝乃山の3位だ。順位予想で私は朝乃山を10位にし、その理由を「出直しに期待を込め署名活動までしたファンの心理も働き、ベスト10には何とか入るとみた。甘いか…」と書いた。そこには、感情移入してはならない、客観的に報道しなければならないという、伝える側=メディアとしてのスタンスが邪魔したように思う。本来なら優勝を争ってもおかしくないが、不祥事で上位に推すのは気が引けた。

そう予想する一方で、相撲ファンには、どこか懐深く奥行きがあり、義理人情に厚いところがあると常々、思っている。今回も「罪を憎んで人を憎まず」の心理が働き「1年間という長い謹慎期間の励みになれば」という気持ちを込めた投票が集まるのでは…の予感もあった。メディアとして示さなければならない10位予想という「姿勢」の一方で「もしや1位もあるのでは」という予感もあった。

さすがに1位はなかったが、今の朝乃山にすれば「2233」という投票数は何十万、何百万にも匹敵する何物にも代え難い、財産になるはずだ。いや、そうしなければならない。逆に厳しい声は当然、今後も降り掛かってくるだろう。それも素直に受け止めて、這い上がってくることを信じている。【渡辺佳彦】

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