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第10回大相撲総選挙

選挙後記

貴景勝の時代が続くのでは/佐藤記者

翔猿を攻める貴景勝(夏場所)翔猿を攻める貴景勝(夏場所)
佐藤記者の順位予想
1位 貴景勝 6位 大栄翔
2位 照ノ富士 7位 明生
3位 正代 8位 御嶽海
4位 遠藤 9位 朝乃山
5位 明瀬山 10位 白鵬

貴景勝が稀勢の里(現荒磯親方)以来となる連覇を達成した。2位の照ノ富士に1000票近い差をつけ“圧勝”ともいえる結果。土俵態度は老若男女から幅広く支持されており、向こう数年は貴景勝の時代が続くのでは…とさえ感じさせる総選挙だった。

朝乃山の順位が読めなかったが、3位という高順位に食い込んだのは正直驚いた。3500票を集めた昨年から、1000票以上もダウン。「バカなことをしたと思うしウソをついたことにがっかりした」(10代以下女性)などという声も見られたが、どちらかというと復帰を待ち望む温かいコメントが目立った。ガイドライン違反の影響は大きかったものの、むしろ朝乃山の人気の根強さを強く感じた。

初ノミネートで5位となった若隆景の躍進も印象的だった。下からのおっつけが評価され、2場所連続で技能賞を獲得。筋肉質な体や、多くを語らずに土俵で魅了する姿勢は、好角家のハートをがっちりつかんだようだ。「次の大関候補」に推すコメントも少なくない。ファンの期待に応えられるか注目だ。【佐藤礼征】

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