[ 2014年6月15日9時7分 ]<W杯:イングランド1-2イタリア>◇1次リーグD組◇14日◇マナウス
伝統国同士の一戦は、イタリア(FIFAランク9位)が2-1でイングランド(FIFAランク10位)を下した。
序盤はイングランドのペースとなった。前半3分、19歳のスターリングがいきなり強烈なロングシュートを放った。同12分にはウェルベックがミドルシュートを放つなど、立て続けにチャンスを作り出した。
攻めあぐんでいたイタリアだったが前半35分、右サイドからのパスをピルロがスルーし、ペナルティーエリアの外で待っていたマルキジオが右足でグラウンダーのシュート。DFの足元を抜け、先制ゴールとなった。
しかしイングランドは前半37分、ルーニーが左サイドをドリブルで持ち込んでクロスを上げると、走り込んできたスタリッジが右足で合わせてゴール。すぐに1-1の同点に追いついた。
後半5分、イタリアが再び勝ち越した。カンドレバが右サイドから上げたクロスを、ファーサイドのエースFWバロテリがヘディングでたたきつけるゴール。“怪物”のW杯初得点となった。
イングランドもルーニー、スタリッジを中心に攻め込むが、なかなかゴールを割れない。後半31分にはベーンズがFKで直接ゴールを狙ったが、惜しくもGKにはじかれた。40分には約22メートルの位置でFKを獲得し、今度はジェラードが右足で狙ったが、これも上に外れた。
注目の一戦はイタリアが逃げ切り、勝ち点3を獲得した。初戦を終えたD組の順位は1位コスタリカ、2位イタリア、3位イングランド、4位ウルグアイとなった。
次戦はイングランドが19日にウルグアイと、イタリアは20日にコスタリカと対戦する。