[ 2014年6月16日14時0分 ]<W杯:アルゼンチン2-1ボスニア・ヘルツェゴビナ>◇1次リーグF組◇15日◇リオデジャネイロ

 優勝候補の一角アルゼンチン(FIFAランク5位)がメッシのゴールなどで2-1と初出場のボスニア・ヘルツェゴビナ(同21位)を下した。

 前半3分、アルゼンチンが先制した。左サイドからメッシがFKをゴール前に上げ、ロホが頭でそらしたボールが相手DFコラシナッツの足に当たりオウンゴールとなった。

 世界が注目するメッシは大歓声の中、再三ドリブルで仕掛けるが、すぐに2~3人に囲まれ、なかなか突破できなかった。

 ボスニアHは前半33分、ようやくエースのジェコがゴール正面から左足で初シュートを放ったが、ゴール上に外した。41分には右CKからルリッチがニアでヘディングシュート。惜しくもGKにはじかれた。

 後半からアルゼンチンはイグアインを投入。3バックから4バックにして攻撃に変化を加え、徐々にペースをつかみ始めた。

 後半20分、ついに主役のゴールが生まれた。メッシが右サイドのドリブルからイグアインとのワンツーでゴール正面に抜け出すと、左足で放った低いシュートは左ポストに当たってゴール。リードを2点に広げた。

 ボスニアHは後半40分、途中交代のイビシェビッチがスルーパスでゴール左に抜け出し、左足でGKの股を抜くシュート。ボールはゴールに転がり、1点を返した。これが同国史上初ゴールとなった。

 しかしアルゼンチンがそのまま逃げ切り、初戦で勝ち点3を獲得。順調な滑り出しを見せた。