[ 2014年6月18日10時56分 ]<W杯:ブラジル0-0メキシコ>◇1次リーグA組◇17日◇フォルタレザ

 ブラジル(FIFAランク3位)とメキシコ(同20位)との対戦はスコアレスドローに終わった。ともに1勝1分けとなり、勝ち点4で並んだが得失点差でブラジルが首位、メキシコが2位。23日(日本時間24日)の最終戦でブラジルはカメルーン、メキシコはクロアチアと対戦する。

 ブラジルは第1戦で先発したFWフッキ(ゼニト)が負傷のため、MFラミレス(チェルシー)が代わって先発。メキシコは第1戦と同じ先発メンバーで臨んだ。

 最初にチャンスをつかんだのはブラジル。前半10分、左サイドをMFオスカルが突破し右足アウトでクロス。これにFWフレジが合わせたがわずかにオフサイド。同14分にはFWネイマールの突破からゴール前に迫るが、シュートは打てなかった。

 メキシコは同24分、ようやくMFエレラが強烈な右足ミドルで初シュートもクロスバーをわずかに越えた。

 同26分にはブラジルが決定機。右サイドのDFアウベスからのクロスをFWネイマールが相手DFに競り勝って高い打点のヘディングシュート。しかし、相手GKオチョアのスーパーセーブにあい、先制点はならず。同36分にもFWネイマールの右CKにFWフレジが頭を合わせるが、GK正面。

 同42分にメキシコが反撃。MFバスケスが狙いすました右足ミドルシュートを放つが、惜しくもポスト右に外れた。

 ブラジルは同44分に大チャンス。FKをFWネイマールがゴール前へ浮き球。DFチアゴシウバが胸で落とし、フリーで抜け出したMFパウリーニョが押し込もうとするが、またしても相手GKオチョアのセーブでシュートはできず。

 ブラジルが押し気味に試合を進めたが、メキシコGKオチョアが2度のスーパーセーブを見せ、0-0で前半は終了。

 後半からブラジルはMFラミレスに代わりFWベルナルジ(シャフタル・ドネツク)を投入。

 ブラジルは後半4分、縦パスに交代出場のFWベルナルジが走り込み、右サイドからクロスも相手DFのクリアにあいFWネイマールはシュートできず。

 同10分からはMFバスケス、MFドスサントス、MFエレラが次々とミドルシュートを放ち、メキシコの攻勢が続く時間帯となったが、ゴールは割れず。シュートチャンスは遠めからだけで、ペナルティーエリア内ではなかなか決定機が作れない。

 やや押されているブラジルは同23分、FWフレジに代わりFWジョー(アトレチコ・ミネイロ)を投入。その直後、左からのクロスをFWネイマールが胸トラップからペナルティーエリア右の至近距離から左足シュート。しかし、これもGKオチョアにセーブされ、依然としてゴールは割れない。

 同29分、メキシコはFWペラルタを下げ、FWエルナンデス(マンチェスターU)を投入。

 同35分、メキシコはFWエルナンデスがDFチアゴシウバに倒され、ゴール正面23メートルの好位置からのFKを獲得。これをFWドスサントスが左足でキックしたが壁にはね返された。

 メキシコGKオチョアがまたもスーパーセーブ。同41分、右サイドからのFWネイマールのFKをDFチアゴシウバが強烈なヘディングシュート。しかし、これもGKオチョアがはじきだした。

 今度はブラジルGKジェフェルソンが好セーブ。同ロスタイム、メキシコがカウンター攻撃で持ち込み、右サイドのペナルティーエリア内からFWヒメネスが低い弾道の右足ミドルシュート。これを横っ飛びで防いだ。

 結局、両チームともゴールマウスをこじあけることができず、試合はスコアレスドローに終わった。◆ブラジルのスタメンGK

 ジェフェルソン(ボタフォゴ)DF

 アウベス(バルセロナ)チアゴシウバ(パリサンジェルマン)ダビドルイス(チェルシー)マルセロ(Rマドリード)MF

 パウリーニョ(トットナム)オスカル(チェルシー)ラミレス(チェルシー)ルイスグスタボ(ウォルフスブルク)FW

 フレジ(フルミネンセ)ネイマール(バルセロナ)◆メキシコのスタメンGK

 オチョア(アジャクシオ)DF

 ロドリゲス(アメリカ)マルケス(レオン)ラジュン(アメリカ)モレノ(エスパニョール)グアルダド(レーバークーゼン)アギラル(アメリカ)MF

 エレラ(ポルト)バスケス(レオン)FW

 ドスサントス(ビリャレアル)ペラルタ(サントス・ラグーナ)