[ 2014年6月26日9時49分 ]<W杯:エクアドル0-0フランス>◇1次リーグE組◇25日◇リオデジャネイロ

 フランス(FIFAランク17位)が、エクアドル(同26位)と0-0で引き分け、2勝1分けの勝ち点7として首位で1次リーグを突破。前回南アフリカ大会で1分け2敗で敗退した雪辱を果たした。決勝トーナメント1回戦ではF組2位のナイジェリアと対戦する。エクアドルは第2戦まで2位だったが、1勝1分け1敗の勝ち点4どまりで、ホンジュラスに快勝したスイスに逆転され、3位転落。2大会ぶりの決勝トーナメント進出はならなかった。また、今大会で旋風を巻き起こしている南米勢では初の敗退となった。

 慎重に守りを固めカウンターを狙うエクアドルに対し、フランスがボールを支配して攻め込む展開となり、前半38分にフランスが決定機。左サイドからのFWグリーズマンの浮き球のFKを中央でMFポグバがヘディングシュート。枠へ飛んだが相手GKにはじき出された。その直後の同41分にはエクアドルにも決定機。同41分、FW・E・バレンシアが左サイドからのクロスをファーサイドで高い打点のヘディングシュートを放つが、相手GKのセーブに阻まれた。

 スコアレスで前半を折り返し、後半開始早々にフランスがいきなりビッグチャンス。右サイドからDFサニャが低い弾道のクロス。これにFWグリーズマンが飛び込み、左足アウトで合わせたが、ボールは相手GKに当たった後にクロスバーにはね返された。

 そして迎えた同5分、主将のMF・A・バレンシアが足の裏を見せてDFディニュにタックルしたとして、一発レッドで退場。10人となったエクアドルはFW・E・バレンシア1人を前線に残して守りを固めた。

 数的優位に立ったフランスだが、同28分のMFポグバのフリーでのヘディングシュートも枠を外し、ゴールマウスをこじ開けることができない。

 終盤は、同時刻に行われているスイス-ホンジュラス戦でスイスがリードを3点に広げたため、2点差で勝たなければ突破がなくなったエクアドルも攻勢に転じ、お互いに攻め合う展開となったがそのままスコアレスのまま終了した。