[ 2014年6月26日9時49分 ]<W杯:ホンジュラス0-3スイス>◇1次リーグE組◇25日◇マナウス
スイス(FIFAランク6位)がMFシャキリ(22=Bミュンヘン)の3得点の活躍で3-0とホンジュラス(同33位)に大勝し、勝ち点6の同組2位で06年大会以来の決勝トーナメント進出を決めた。3連敗のホンジュラスは3度目の出場も悲願の1勝と1次リーグ突破はならなかった。
スイスが開始6分で先制した。右サイドのスローインから始まったボールがDFリヒトシュタイナーからMFシャキリに渡り、エリア外から左足で放ったミドルシュートが鮮やかにゴール左上に決まった。
さらに同31分、ロングパスをFWドルミッチが左サイドで受け、中央に走り込んだMFシャキリにパス。シャキリはGKとの1対1を左足できっちり決めて2点リードした。
後半26分にも、縦パス1本で抜け出したFWドルミッチがエリア内まで持ち込み、最後はマイナスの優しいパス。これをシャキリが簡単に左足でゴールに流して3点目。今大会2人目のハットトリックを達成した。
ホンジュラスは前半39分、今大会チーム唯一の得点を挙げているFWコストリーが負傷のためJ・パラシオスと交代するアクシデント。それでも後半は何度もゴール前に迫った。同3分にはW・パラシオスがゴール前に出したボールに、裏へ抜けたFWベンソンが頭から突っ込んだが、わずかに届かなかった。同7分にもベンソンがGK不在のゴールにシュートを放ったが、DFロドリゲスにクリアされた。
同17分にはエリア内でボールを受けたJ・パラシオスがDFと絡んで倒れたように見えたが、PK判定はなかった。ホンジュラスは82年、10年に続く3度目の挑戦も、1勝が遠かった。
スイスは7月1日(日本時間2日)の決勝トーナメント1回戦でF組1位のアルゼンチンと対戦する。【得点者】前半6分
シャキリ(スイス)前半31分
シャキリ(スイス)後半26分
シャキリ(スイス)