[ 2014年6月30日5時52分 ]<W杯:オランダ2-1メキシコ>◇決勝トーナメント1回戦◇29日◇フォルタレザ
オランダ(FIFAランク15位)が2-1でメキシコ(同20位)に逆転勝ちし、準優勝だった前回に続きベスト8に進出した。1点をリードされた後半43分にスナイダーのゴールで追いつき、終了間際の同49分に途中出場のフンテラールがPKを決めて勝ち越した。メキシコは28年ぶりのベスト8進出はならなかった。
オランダは前半、メキシコのパスワークと運動量に手を焼き、枠内シュートはわずか1本のみ。ロッベン、ファンペルシーの攻撃も単発に終わった。
後半3分に先制されたオランダは、何度も相手GKオチョアの好セーブに阻まれた。後半12分にゴール前のDFデフライが右足で押し込むが、オチョアが両手を上げてブロック。さらに同29分、ロッベンがドリブルで持ち込み、メキシコDFをエリア内でジャンプしてかわして右足シュート。しかしこれもオチョアが股を締め太ももでクリアした
しかし同43分、オランダがついに追いついた。右CKからファーサイドでフンテラールが頭で落としたボールをフリーのスナイダーが強烈な右足シュート。ゴールネットに突き刺さり、1-1とした。
さらに同49分、エリア内のドリブルでDFをかわそうとしたロッベンが倒されPKを獲得。これをフンテラールが右足で決めて勝ち越した。
メキシコの先制点はドスサントスだった。後半3分、右サイドでパスを受け、胸トラップからDFをかわして中央に持ち込み、そのままエリア外から左足シュート。ゴール右すみに決めた。その後も必死にオランダの猛攻に耐えたが、最後に守備の中心で主将のDFマルケスがPKを取られる痛恨のミスで力尽きた。
なお、この試合で今大会初めて給水タイムが取られた。前半と後半、いずれも30分を過ぎたところで審判が試合を止め、3分間の休憩。選手はタオルを首にかけたり水分補給をしたりして回復を図った。気温32度、湿度68%、天候は晴れだった。【得点者】後半3分
ドスサントス(メキシコ)後半43分
スナイダー(オランダ)後半49分
フンテラール(オランダ)