[ 2014年7月5日8時55分 ]<W杯:ブラジル2-1コロンビア>◇準々決勝◇4日◇フォルタレザ

 開催国のブラジル(FIFAランク3位)が2-1でコロンビア(同8位)との南米対決を制し、優勝した02年以来12年ぶりのベスト4進出を決めた。前半にチアゴシウバが先制、後半にダビドルイスのFKで2点目を挙げた。初の8強進出だったコロンビアは後半にロドリゲスのPKで1点を返したが、逃げ切られた。

 ブラジルが前半7分に先制した。初めて得たCKを左からネイマールが上げると、ニアの選手の頭には当たらずそのままファーサイドへ。待っていたチアゴシウバが左足で押し込んだ。

 前半20分にはフッキがネイマールとのワンツーから抜け出しシュートを打つなど、ブラジルが主導権を握り続けた。後半、徐々にコロンビアにチャンスを作られたが、同24分、ブラジルはゴール正面約30メートルからFK。ダビドルイスが右足の無回転キックでゴール右すみに落として2点目を挙げた。

 コロンビアは後半35分、ロドリゲスのスルーパスで抜け出したバッカがシュートにいったが、相手GKジュリオセザールにタックルされ、PKを獲得した。これをロドリゲスが左足でしっかり決め、1点差とした。ロドリゲスは今大会単独トップの6点目。

 後半を有利に展開していたコロンビアは、その後も同点を狙って攻めたが、経験豊かなブラジルの守りを崩せず、準決勝進出はならなかった。【得点者】前半7分

 チアゴシウバ(ブラジル)後半24分

 ダビドルイス(ブラジル)後半35分

 ロドリゲス(コロンビア)