[ 2014年7月14日15時20分 ]<W杯:ドイツ1-0アルゼンチン>◇決勝◇13日◇リオデジャネイロ
ドイツ(FIFAランク2位)が延長戦の末、1-0でアルゼンチン(同5位)を破り、西ドイツ時代の90年大会以来24年ぶり4度目の優勝を果たした。序盤から息詰まる攻防が続いたが延長前半まで無得点。延長後半8分に途中出場のゲッツェが決勝ゴールを決めた。アメリカ大陸開催の大会で初めて欧州勢が頂点に立った。
ドイツは先発を予定していたMFケディラが試合前の練習で負傷。急きょクラマーが初先発したが、相手との接触で頭部を強打し、前半31分で交代。想定外の選手起用でこれまでの連係に乱れが生じた。
それでも前半43分、エジルからのパスをクロースがダイレクトでシュート。同終了間際にはCKからヘベデスがポストに当たるヘディングシュートと、決定的な場面もあった。後半にもシュルレ、エジルらが何度もゴール前に迫り、延長前半のシュルレのシュートは相手GKロメロに鋭い反応で止められた。
そして延長後半8分、シュルレが左サイドを突破してクロスを上げると、ゲッツェが巧みな胸トラップから左足ボレーシュートを右サイドネットに突き刺した。
アルゼンチンもメッシを中心に互角の戦いを見せた。前半30分にはイグアインが決めたかに見えたがオフサイド判定。メッシは前半40分のドリブル突破、後半2分のシュートと見せ場を何度か作ったが、普段の決定力が発揮できず。延長に入っても前半にパラシオのループシュート、試合終了間際にメッシのFKとチャンスがあったものの、決めきれなかった。