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新人賞-仲里依紗「ゼブラーマン-ゼブラシティの逆襲-」「時をかける少女」

仲里依紗
仲里依紗は、岡田将生(左)と哀川翔に祝福され笑顔を見せる

【授賞式記事】

 仲はこの日のために衣装スタッフが手作りしてくれたというカラフルでポップなコスチュームで登場した。「初めてなので何を言っていいのか分からないのですが、感謝してこの賞を励みに頑張りたい」と初々しくスピーチした。

 「ゼブラーマン―ゼブラシティの逆襲―」ではボンデージ衣装の極悪キャラ、「時をかける少女」ではみずみずしく切ない女子高生の青春を演じた。どんな世界観にもはまる演技力と芝居度胸の良さで、多くの映画監督が「仕事をしてみたい女優」に名前を挙げる。「1つのイメージに固まらず、いろんな顔を持っている女優になりたい。今回、対極的な2つの作品で受賞できたことは本当にうれしい」。ゼブラウーマン役での大胆なボンデージ衣装については「衣装とメークで、仮面をかぶった感じで豹変(ひょうへん)できました」と話した。

 前年受賞者の岡田将生(21)から記念の盾を、「ゼブラーマン」で共演した哀川翔(49)から花束を贈られた。岡田とは映画で共演したことがあり、仲のいい友達でもある。「盾をいただいて恥ずかしかったけど、お互い成長できてこういう場所に立てたことがうれしい」。「哀川さんは優しく見守ってくれるお父さんみたいな存在。緊張のステージでしたが、心強かったです」と笑顔をみせた。

 授賞式では大きな刺激も受けた。「素晴らしい俳優、女優の皆さんのお芝居への思いに触れることができ、最高の体験でした。賞を励みに一層頑張ります」。【梅田恵子】

[2010年12月29日 紙面から]

 ◆仲里依紗(なか・りいさ)1989年(平元)10月18日、長崎県生まれ。少女漫画雑誌のモデルオーディションで特別賞を受賞したのを機に芸能界入り。06年、アニメ映画「時をかける少女」で主演デビュー。08年、映画「純喫茶磯辺」でヨコハマ映画祭最優秀新人賞。フジテレビ「ハチワンダイバー」など人気ドラマにも出演。身長163センチ、血液型B。

 ◆ゼブラーマン ―ゼブラシティの逆襲― 舞台は2025年。東京はゼブラシティと名前が変わり、無法地帯になっていた。朝と夕方の5分間、犯罪行為が許される恐ろしい街だった。街ではゼブラクイーン(仲)が広告塔として君臨、世界征服の野望を実現するために計画を進めていた。ゼブラーマンこと市川新市(哀川翔)は、目覚めると、ゼブラシティで記憶を失っていた。三池崇史監督。

 ◆時をかける少女 事故に遭った母(安田成美)の願いを聞き、74年に行ったあかり(仲)。深町一夫という男性に会うことが目的だったが、偶然出会った大学生・涼太(中尾明慶)と行動をともにするうち、ほのかな恋心を抱く。筒井康隆氏の同名小説の4度目の映画化で、06年のアニメ版は仲が主演声優を務めた。谷口正晃監督。

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石原裕次郎賞・石原裕次郎新人賞とは
 1987年(昭和62)に亡くなった、戦後を代表するスター石原裕次郎さんの遺志を引き継ぎ、日刊スポーツ映画大賞に併設。石原プロモーションが運営に全面協力している。その年に最もファンの支持を得て、スケールの大きな作品に贈られるのが石原裕次郎賞。裕次郎さんをほうふつとさせる将来性豊かな、映画デビュー5年以内の新人に贈られるのが、石原裕次郎新人賞。賞金は各300万円、100万円。




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