映画デビュー5年で新人賞受賞の有村架純(23)は「自分が新人と言っていいのかどうかと揺れ動いていた時、この賞をいただけて背中を押された気がしました」と喜びを語った。同時に「これからは甘えがきかないぞと言ってもらえたよう。これからが大事と気持ちが引き締まりました」と責任の重さも口にした。
600人を超える映画関係者が見守る中、女優としての覚悟も語った。「これからは、役を生きるとは何かを、自分で気づかないといけないと思います。役に正解はないかもしれませんが、信じるものを自分で提示していきたい」。
受賞の喜びに浸る間もなく、もう1つの大舞台、NHK紅白歌合戦が待っている。紅組司会を務めるため今日29日からリハーサルに参加する。「不安もありますが、いい意味で開き直り、その場の空気感や時間を出演者の皆さんと楽しんでやりたい」。
この日のステージも力に変える。「とても励みになります。紅白に向けてのモチベーションも上がりました。こういう機会はなかなかありませんから、背中を押してもらえる貴重な瞬間でした」。