2世代連続の大舞台へ。武井厩舎はハーツコンチェルトで初めてダービーに挑戦する。その半弟が既にゲート試験に合格して、今夏のデビューへ態勢を整えつつある。
ソウルアンドジャズ(牡、父ブリックスアンドモルタル、母ナスノシベリウス)だ。7月の中京芝2000メートルでのデビューを視野に入れる。武井師は「牧場からの評価も高い馬です。ブリックスアンドモルタルの子はダートのイメージが強いのですが、この子は1月あたりから体がシュッとしてきた。芝でもいけるなと。長くいい脚を使うタイプですよ」と声を弾ませた。
シュトラウス(牡、父モーリス、母ブルーメンブラット)は3月時点で馬体重が500キロを超えていた大型馬。見栄えがいい。「すごく優秀ですね。素直ですし。特に体力とパワーはすごくいいです。ここに切れが出てくると言うことはないですね」。初陣は6月3日の東京芝1600メートルを予定している。
牝馬ではサツキノジョウ(父レイデオロ、母マルシアーノ)。22年フローラSの覇者エリカヴィータの半妹だ。「品がありますね。レイデオロの子はテンションが上がりやすいですが、それがスピードに生きてくる。すごく楽しみです」。秋の東京デビューを目標に調整する。
カリーシ(父モーリス、母ラクアミ)は「すごくいいですよ。見た目もパワフルで言うことはないですね」と力を込める。夏の札幌でのデビューを目標にしている。