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広陵→NTT東日本の池本真人2大大会デビュー 立大・小林隼翔、大商大・真鍋慧と昨夏甲子園16強

マツゲン箕島硬式野球部対NTT東日本 7回、代打で登場するNTT東日本・池本(2024年10月29日撮影)
マツゲン箕島硬式野球部対NTT東日本 7回、代打で登場するNTT東日本・池本(2024年10月29日撮影)

NTT東日本の池本真人内野手(19)は、社会人野球日本選手権の開幕ゲームのマツゲン箕島戦が行われた29日、2大大会デビューを果たした。初打席は、代打だった。6点リードの7回無死三塁で8番の代打で打席に入り、3-0の4球目で三ゴロに倒れたが、8回から遊撃の守備につい、難なく打球をさばいた。

「初球ストライクが来たら全部打とうと思っていて、結果はサードゴロだけど自分の中ではよかったです」

身長182センチで、プロフィルには「体重80キロ」とあるが、食トレとウエートトレが功を奏し、入社半年ほどで91キロに到達した努力家だ。

広島県育ちで、小学6年時には「広島カープジュニア」でプレー。広陵入学後は、メンバー入りを勝ち取った。昨夏の甲子園でベスト16に上り詰めた際には、主将だった小林隼翔内野手(現立教大)や真鍋慧内野手(現大商大)とともに、背番号11の控え内野手として聖地の土を踏んだ。

今夏の都市対抗はメンバー外だった。それでも、練習試合ではひたむきに汗を流し、指揮官らへアピールした。「最初は不安が大きかったんですけど、上手な選手が多くていっぱい学んで吸収している。この1年でだいぶ成長しました」。

平野宏監督(46)は「毎日毎日一生懸命練習していましたし、経験させたいなと思って起用した。まだまだ緊張してますし、これからです」。池本にとっての学校名を背負って闘う甲子園から、会社名を背負う2大大会に足を踏み入れた19歳の秋。社会人野球の舞台での成長ぶりに今後も注目したい。【中島麗】

 野球をこよなく愛する日刊スポーツの記者が、その醍醐味、勝負の厳しさ、時には心が和むようなエピソードなど、さまざまな話題を届けます。

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