北照・福原、救援は任せろ 実戦練習で好調アピール

 第100回全国高校野球選手権大会(8月5日開幕、甲子園)に出場する南北海道代表の北照が30日、奈良・王寺町のグラウンドで、実戦形式の練習を行った。右横手投げの福原涼太投手(3年)が、控え組を相手に1回打者5人を1安打2奪三振無失点と好投。南大会はエース左腕原田桂吾(3年)が4戦連続完投で出番はなかったが「甲子園では原田がピンチになったときに、助けられるよう準備したい」と意気込んだ。

 地元小樽生まれの背番号10。一時、制球難に陥ったが、三浦響捕手(3年)に右肩の開きを指摘され、修正。福原は「フォームをなおし球威も戻った。いい感じで仕上がってきた」。上林弘樹監督(39)も「実戦間隔が空いたが、いいボールを投げていた。チャンスがあれば投げさせたい」と期待した。

 小樽緑小4年の春休み、父圭一さん(57)に連れられ甲子園で北照-自由ケ丘戦を観戦。5-4で勝ち、道勢17年ぶり8強に進出した地元チームの躍進に「格好良くて僕も北照のユニホームを着て、ここで投げたいと思った」と言う。今日31日の甲子園見学でまず聖地のマウンドに立ち、夢舞台で投げるイメージを膨らませる。【永野高輔】