掛布雅之(習志野)/第16弾
全国高校野球選手権大会が100回大会を迎える2018年夏までの長期連載「野球の国から 高校野球編」。元球児の高校時代に迫る「追憶シリーズ」の第16弾は、掛布雅之さん(62)です。習志野(千葉)の2年生4番として、1972年(昭47)夏の甲子園に出場。プロ入り後、阪神と巨人で名勝負を演じた江川卓さんとの出会いも、実は高校時代でした。8回の連載で掛布さんの原点に迫ります。
- 2017年9月、阪神の掛布雅之2軍監督
◆掛布雅之(かけふ・まさゆき)1955年(昭30)5月9日、千葉県生まれ。習志野から73年ドラフト6位で阪神入り。2年目の75年に三塁の定位置を獲得。79年は一気に長打力が花開き、48本塁打で初のタイトルを獲得。82年は本塁打王(35本)と打点王(95打点)、84年も本塁打王(37本)。85年は4番で40本塁打、108打点、打率3割の好成績で球団唯一の日本一をけん引。その後は死球などによるたび重なる故障に苦しみ、88年引退。通算成績は1625試合、1656安打、1019打点、打率2割9分2厘。現役時代は175センチ、77キロ。右投げ左打ち。16年に阪神2軍監督に就任。