関東第一・市川、聖地切符ならず涙「まだプロとかは考えられない」/東東京
<高校野球東東京大会:二松学舎大付5-1関東第一>◇2日◇決勝◇東京ドーム
プロ注目の右腕、関東第一の市川祐投手(3年)が甲子園を目前に散った。被安打9の5失点。「多少、肩のハリ、重さはあったけど、投球に影響はなかったです」。前日に120球を投げたが、連投を敗因にすることはなかった。
この日の最速は149キロ止まり。152キロを出した前日より球速が落ちた。立ち上がりは、変化球を多投。2回、秋山に許した先制の適時打もチェンジアップだった。「的を絞らせないように変化球を入れました」と話した。
1年夏に甲子園に出場した。市川は「上級生に連れていってもらった。背番号1になって自分が連れて行きたかった」と悔やんだ。試合後、投げ合った秋山に「プロで頑張ろう」と声をかけられた。市川は「甲子園で頑張って」と返した。
進路についてはこう話した。「勝てる投手、抑えられる投手じゃない。まだプロとかは考えられない。相談したい」。監督、家族と話し合って決めることになりそうだ。