【甲子園】107年ぶり、慶応が最長ブランクV/甲子園の春夏全成績一覧

  • 夏の大会・ブランク優勝3傑
  • 慶応対仙台育英 優勝を決めマウンドに駆け寄る慶応の選手たち(撮影・藤尾明華)

<全国高校野球選手権:慶応8-2仙台育英>◇23日◇決勝◇甲子園

慶応(神奈川)が107年ぶり2度目の優勝を果たした。

史上7校目の連覇を狙った仙台育英(宮城)と対戦。1回表、1番丸田の先頭打者本塁打などで2点を先制。2回にも丸田の適時打で1点を追加。仙台育英に2、3回に1点ずつを返され1点差に迫られた5回、打者一巡の猛攻で5点を奪い突き放した。

◆最長ブランクV 慶応の優勝は慶応普通部時代の第2回大会(1916年)以来107年ぶり。夏の優勝ブランクでは、過去最長だった2016年作新学院の54年ぶりを大きく上回った。春夏を通じた優勝ブランクでも、91年広陵の65年ぶりを上回った。

◆慶応 1858年(安政5)に創設された蘭学塾が前身の私立の男子校。高等学校は新制高校として1948年(昭23)に開設された。生徒数は2180人、野球部は1888年(明21)に創部で部員数は107人。甲子園出場は春10度、夏は19度目。主な卒業生は楽天津留崎大成、ソフトバンク柳町達、ヤクルト木沢尚文。所在地は神奈川県横浜市港北区日吉4の1の2。阿久沢武史校長。