【センバツ】健大高崎が凱旋!駅前に500人の市民が駆けつけた「やっと夢がかないました」監督

  • 駅長から花束を受け取る高崎健康福祉大高崎・青柳監督(右)と箱山(同2人目)(撮影・横山健太)
  • 高崎駅には約500人の人々が集まった(撮影・横山健太)
  • 高崎駅前で優勝報告をする高崎健康福祉大高崎ナイン(撮影・横山健太)
  • 高崎健康福祉大高崎ナインが乗ったバスを見送る人々(撮影・横山健太)
  • センバツ優勝一夜明け、大阪市内のホテルで祝辞を聞く高崎健康福祉大高崎ナイン(撮影・金子真仁)
  • センバツ優勝から一夜明けた高崎健康福祉大高崎の青柳監督(右)と箱山主将(撮影・金子真仁)
  • センバツ優勝を果たした高崎健康福祉大高崎の生方野球部長(撮影・金子真仁)
  • 寄せ書きには「高崎から日本一へ!!」の文字(撮影・横山健太)
  • タオルを掲げて高崎健康福祉大高崎ナインが乗ったバスを見送る人々(撮影・横山健太)
  • 高崎駅に表示された高崎健康福祉大高崎へメッセージ(撮影・横山健太)
  • 優勝旗を手に高崎駅に到着した箱山(手前)ら高崎健康福祉大高崎ナイン(撮影・横山健太)
  • 優勝旗を手に高崎駅に到着した高崎健康福祉大高崎ナイン(撮影・横山健太)

日本一に導いたダブルエースに次ぐ、新戦力を発掘する。高崎健康福祉大高崎(群馬)は1日、春夏通じて初の甲子園優勝から一夜明け、紫紺の優勝旗を故郷へ持ち帰った。

群馬県勢初のセンバツ優勝を成し遂げた同校は、左の佐藤龍月投手、右の石垣元気投手(ともに2年)のダブルエースが軸。佐藤は準々決勝で中指の血マメがめくれるアクシデントを乗り越え、計309球、準決勝、決勝に先発した石垣は計368球を投げ抜いた。

「夏に甲子園に出られる保証はありませんので」と繰り返す青柳博文監督(51)は、力投した2人は春季大会では多投させることなく、新たな戦力を備えて夏に挑む方針だ。「1回ちょっと休ませて。佐藤は血マメをやっていますので、佐藤や石垣がいなくても勝てるチームをつくっていかないと夏は無理だと思いますので。春の大会はあんまり使わずにいければ。部員は90人くらいいますので、競争して」と、新たな投手力の台頭が必須と語る。

この日はナインをひと目見ようと、高崎駅に約500人の市民が駆けつけた。同監督は「5年前に『高崎から日本一』を合言葉にしてやっと夢がかないました」と感謝。高崎市役所では、富岡賢治市長(77)から「我々の誇りですよ、みなさんが。語り尽くされるよ」と、ねぎらいの言葉をかけられた。

最後は春休みながら約100人の在校生らが待ち受ける高崎市内の同校へ。主将の箱山遥人捕手(3年)は「みなさんの応援が心のエネルギーになりました。これからも応援よろしくお願いいたします」と感謝を伝えた。【佐瀬百合子】