花巻東が10年ぶりに春の東北大会制覇、佐々木洋監督「気を引き締めて夏を迎えたい」
<春季高校野球東北大会:花巻東3-2弘前学院聖愛>◇18日◇決勝◇宮城・石巻市民球場
花巻東(岩手1位)が弘前学院聖愛(青森1位)を延長10回タイブレークの末、3-2のサヨナラで破り、10年ぶりに春の東北王者となった。
1-1の10回表に1死一、三塁から左犠飛で1点を勝ち越されたが、その裏に1死二、三塁から小松龍一投手(3年)が初球を打って一ゴロの間に同点。さらに2死一、三塁のチャンスで、最後は簗田(やなた)蒼汰内野手(3年)が左前打を放って試合を決めた。
14年以来の優勝だが、佐々木洋監督(48)は「10年前の春に優勝したときは、夏に負けている。この優勝自体が甲子園につながるわけではないので、気を引き締めて夏を迎えたい」と勝ってかぶとの緒を締めた。2年連続の夏の甲子園へ、決して気を抜かない。