白樺学園、半沢理玖が9回10三振1失点の好投で初完投勝利 2年連続4強進出決める/北北海道

  • 白樺学園対遠軽 白樺学園の半沢は9回に10個目の三振を奪い、雄たけびをあげる(撮影・中島洋尚)
  • 白樺学園対遠軽 1回裏1死満塁、白樺学園の5番冨沢左翼手は、左翼線2点適時打を放ち一塁ベース上で渾身(こんしん)のガッツポーズ(撮影・中島洋尚)2
  • 白樺学園対遠軽 7回表遠軽2死二塁、門田の中前安打で浅野(手前)がホームを狙うも寸前でタッチアウト。捕手は浅野(撮影・中島洋尚)
  • 白樺学園対遠軽 7回表遠軽2死二塁、門田の中前打で浅野(手前)がホームを狙うもタッチアウト。捕手は浅野(撮影・中島洋尚)

<高校野球北北海道大会:白樺学園3-1遠軽>◇16日◇2回戦◇旭川スタルヒン

9年ぶりの夏の甲子園を狙う白樺学園のエース、最速143キロ右腕・半沢理玖投手(3年)が、9回134球を投げ、7安打10三振1失点で自身公式戦初の完投勝利を挙げた。2年連続4強進出を決めた。

1回1死満塁の好機に、5番冨沢悠斗左翼手(2年)が左前へ2点適時打を放って先制。3回には押し出しで1点を追加した。4回に1点を返されるも、半沢がカーブでカウントを取り、130キロ台後半の強い直球やスライダーで打ち取る粘り強い投球をラストまで継続。5回以降を無失点に抑えて逃げ切った。

十勝地区からの無失点は4試合計19回で途絶えたが「甘くなったところで1点取られましたが、直球がコース、コースに決まって、強さも良くて、空振りファウルも取れたので良かった」と笑顔。高校入学後初めて9回を投げ抜いたことについては「もう限界です。だいぶきつかったです」と苦笑いしていた。

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