開場100周年の夏の甲子園を彩るスター候補たちが集結 大砲&剛腕ズラリ/注目選手一覧
第106回全国高校野球選手権大会(8月7日開幕、甲子園)に出場する全49地区の代表校が30日、出そろった。この日、愛媛大会の決勝が行われ、聖カタリナ学園が西条の猛攻をしのぎ、大トリで夏の甲子園初出場を勝ち取った。組み合わせ抽選会は8月4日に大阪市内で行われ、順調に日程が進めば同23日に決勝を迎える。
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開場100年の甲子園を彩るスター候補たちが、今夏集結する。打者では今秋ドラフト上位候補で高校通算26発を誇る花咲徳栄(埼玉)の石塚裕惺内野手、今春のセンバツを制した健大高崎(群馬)の通算35発を誇る箱山遥人捕手、通算64発の早実(西東京)の宇野真仁朗内野手、センバツで1発を放った通算19発の神村学園(鹿児島)の正林輝大外野手らの低反発バットの影響を感じさせない長打力に注目だ。
剛腕も一堂に会する。今秋ドラフト1位候補で報徳学園(兵庫)をセンバツ準Vに導いた最速151キロ右腕の今朝丸裕喜、152キロ右腕の青森山田・関浩一郎、1年からエースの152キロ右腕の広陵(広島)の高尾響、154キロ右腕の大阪桐蔭・平嶋桂知が春夏連続出場。198センチの長身から149キロの速球を繰り出す東海大相模(神奈川)の左腕エース藤田琉生、やはり197センチの長身、智弁和歌山・中西琉輝矢、北陸(福井)の竹田海士らからも目が離せない(以上すべて3年)。
2年生投手にも逸材がそろう。大阪大会決勝で15奪三振完投の151キロ右腕、大阪桐蔭・森陽樹、安定感のある149キロ右腕、中野大虎の同学年コンビは強力だ。東海大相模・福田拓翔も最速150キロを誇る。オリックス吉田の弟で、金足農(秋田)の145キロエース右腕、吉田大輝も大会を盛り上げる存在となりそうだ。
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