【甲子園】京都国際「やべえ環境で下克上を」狭いグラウンドで競って練習、小牧監督の思い結実

  • 京都国際対関東第一 タイブレーク10回裏関東第一2死満塁、西村(手前)は最終打者・坂本を空振り三振を奪い優勝を決め喜ぶ(撮影・上山淳一)
  • 京都国際対関東第一 初優勝に歓喜する京都国際・西村(左から3人目)ら(撮影・足立雅史)
  • 京都国際の決勝に同校と紺色のポロシャツを身にまとった京都成章ナインが声援を送った(撮影・中島麗)
  • 京都国際対関東第一 関東第一を破って優勝し、歓喜する京都国際の選手たち(撮影・前田充)
  • 京都国際対関東第一 初優勝を決め、校歌を歌う京都国際(撮影・足立雅史)
  • 京都国際対関東第一 初優勝した京都国際・藤本主将は優勝旗を受け取る(撮影・上田博志)
  • 京都国際対関東第一 閉会式で行進する京都国際の選手たち(撮影・前田充)
  • 京都国際対関東第一 優勝し、甲子園の土を拾う京都国際の選手たち(撮影・足立雅史)
  • 京都国際対関東第一 初優勝し場内を一周する京都国際ナイン(撮影・上山淳一)
  • 京都国際対関東第一 初優勝し場内を一周する京都国際ナイン(撮影・上山淳一)
  • 京都国際対関東第一 初優勝を果たし、整列する京都国際ナイン(撮影・足立雅史)

<全国高校野球選手権:京都国際2-1関東第一>◇23日◇決勝

京都国際が死闘を制し、春夏通じて初の全国制覇を成し遂げた。京都府勢では1956年(昭31)の平安(現龍谷大平安)以来68年ぶりの快挙だ。決勝では初のタイブレークで、関東第一(東東京)の猛攻をしのいだ。昨秋の新チーム発足時から公式戦0本塁打で日本一を達成。今春センバツ初戦で青森山田に敗れてから公式戦19連勝を飾り、開場100周年の甲子園で有終の美を飾った。

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絶体絶命の窮地を脱した先に、最高の景色が広がっていた。1点差に迫られた延長10回2死満塁。西村は坂本の外角へ「中崎さんから教わった」スライダーを投じ、空振り三振。「頭が真っ白になりました」。優勝を確信し、両手を突き上げVポーズを決めた。背番号11を中心に京都国際ナインが歓喜の渦に包まれた。

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