京都国際センバツ絶望 再出発へ小牧監督「レギュラーは西村以外白紙」21連勝記録もストップ

  • 京都国際との4回戦 延長11回激戦を繰り広げて白星を飾り、スタンドへあいさつする京都外大西ナイン(撮影・中島麗)
  • 京都外大西と京都国際の4回戦 延長11回の熱戦を繰り広げた(撮影・中島麗)
  • 京都外大西との4回戦 先発した、京都国際・西村(撮影・中島麗)
  • 京都外大西との4回戦 6回2死二、三塁のピンチを切り抜け、グラブをやさしくたたいた京都国際の先発・西村(撮影・中島麗)
  • 京都外大西との4回戦 2回2死一、二塁で同点打を放った、京都国際・小川(撮影・中島麗)
  • 京都国際との4回戦 京都外大西の2番手・茅原(撮影・中島麗)
  • 京都国際との4回戦 京都外大西の2番手・茅原(撮影・中島麗)
  • 京都国際との4回戦 11回1死満塁で押し出し四球を選んだ、京都外大西の西村(撮影・中島麗)

<高校野球秋季京都府大会:京都外大西3-2京都国際>◇23日◇4回戦◇太陽が丘球場

今夏の甲子園大会で初優勝した京都国際が、延長11回で京都外大西に敗れて来春のセンバツ出場が絶望的となった。今春の京都大会からの公式戦連勝は「21」でストップした。

初回に先制されたが、0-1の2回2死満塁で小川礼斗(らいと)外野手(2年)の右前適時打で同点に追い付いた。1-1のまま、延長タイブレークに突入。11回に1死満塁で押し出し四球、犠飛で2点を失った。その裏の反撃は1点に終わった。

今夏の甲子園優勝メンバーの3年生が駆けつける中、胴上げ投手だった西村一毅(いっき、2年)は11回5安打3失点、18三振を奪う力投を見せたが、報われなかった。「自分が引っ張っていく気持ちだったけど、今日はチームの足を引っ張ってしまった。初回に3人打ち取りたくて抑えられなかったのがもったいなかった」。

小牧憲継監督(41)は「まだちょっと手探りの状態。チームにも話していますがこれと言って“レギュラー”と呼べる子は、西村以外は白紙。長谷川(颯)、清水(詩太)も甲子園経験者ですが物足りなさはある。これでみっちり練習できるのでレベルの高い競争をして、今日出ていない選手を含めて春には本当のレギュラーを」と話した。

京都外大西は今春のセンバツに出場し、今夏の京都大会は京都国際に敗れ、準優勝だった。