タイガース前田健太が先発復帰へ来春キャンプでローテ争い ハリス編成本部長「チャンスある」

タイガースの前田健太投手(36)が、来季から先発に復帰する可能性があると10日(日本時間11日)、地元紙デトロイト・フリープレス電子版が報じた。

同紙によると、先週行われたGM会議でスコット・ハリス編成本部長が前田について「彼はローテの座を争うことになる。キャンプには、多くの先発投手がポジション争いを期待してやってくる。ケンタが最高の状態であれば、ローテーションの一角を占めるチャンスはいくらでもある」とコメントしたという。

前田は昨オフにタイガースと2年総額2400万ドル(約36億円)で契約。しかし開幕から苦戦し、7月には防御率7点台まで悪化して中継ぎに配置転換された。

今季は29試合に登板し3勝7敗、防御率6・09でシーズンを終えたが、先発では17試合で防御率7・42、リリーフでは12試合で防御率3・86をマーク。ハリス編成本部長は「彼は夏、特にブルペンに移ってから投球の改善に懸命に取り組んだ。それにより、彼のピッチングや制球が戻ってきた。後半は良い投球をしてくれたと思う」と、配転換後の投球を評価した。