ロッテ、清宮1位は競合覚悟「和製大砲不在」解消へ

 ロッテが早実・清宮幸太郎内野手(3年)を今秋ドラフトの1位指名候補としていることが19日、分かった。現時点で200人以上いる候補の順位付けはこれからだが、清宮に関しては既に最上位グループに入れている。球団幹部は「当然、2位では取れない。1位候補です」と明言した。

 清宮は18日の招待試合で2本塁打を放ち、高校通算本塁打を103本に伸ばした。歴代最多記録(107本)の更新も間近。ロッテは「和製大砲不在」という、球団の長年の課題を解消し得る逸材とみている。さらに、同幹部は「打席に立つだけで球場の雰囲気が変わる」と、スター性も評価。「ドラフトは投手を基本線にやってきたが、良い野手がいれば取りに行く」と、競合は覚悟の上だ。

 進学の可能性もあるが、今後も密着マークを続ける。その一環として、林球団本部長が7月の西東京大会を訪れ、清宮のプレーを初めて視察する方向で調整している。15年の仙台育英・平沢、16年の創価大・田中など、1位指名は最終的に林本部長が視察して決めるのが球団の方針。清宮指名の場合に備え、視察する。

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