２対２の同点で迎えた４回裏、立正大は二死二、三塁から前の打席で本塁打を放っている大平夏輝内野手（４年）が適時打を放ち勝ち越すと大友祥之内野手（４年）、小郷裕哉外野手（３年）と続き、この回４点。７回にも２点をあげ、試合を決めた。

　４打数３安打２打点の大平は、「下位打線なので、上位打線につなぐ意識で打席に立ちました。今日は打てたことよりも、チームの勝利に貢献できたことがうれしいです」と、話した。

　坂田精二郎監督（４３）は、「１部優勝チームでもスキはあるだろう。逆にチャンスだよ、と選手たちには話していた。下位打線がよく打ってくれました。でも、１部はそんなに甘くはない。気が抜けない。明日、また謙虚な気持ちで戦いたい」と、今秋１部初の勝ち点へ向け手綱を締めた。