稲葉監督、試すと勝利両立「チームが1つに前に」

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<2018日米野球:MLB選抜1-4日本>◇第6戦◇15日◇ナゴヤドーム

侍ジャパンは5勝1敗で勝ち越し、全日程を終えた。稲葉篤紀監督(46)の一問一答は以下の通り。

-大会を振り返って

「MLBの皆さんには真剣勝負をして頂き感謝してます。ジャパンとしてはこういう力のある選手と対戦することで非常にいい経験ができたと思います。侍ジャパンとして前に進めたと思います。2020年の東京オリンピックに向けて非常にいい戦いだったと思います。選手は個々にいろいろなことを感じたと思いますけど、オリンピックに向けて必ず成長してくれると思う」

-「試すことのできる1年」とした中で、試せたことは

「まずは若い選手をジャパンに入れて。その若い選手がどういう活躍をするか非常に楽しみにしていた。ピッチャーを含めて若い選手が非常によく頑張ってくれた。ピッチャーはこれだけの素晴らしいバッターを相手に逃げることなくどんどん攻めてくれたのは非常に大きな収穫。バッター陣も強いボールを投げる相手に必死に食らい付いて、3試合終盤に逆転できたことに大きな自信を持っていいと思います。若い選手とベテラン選手が融合したチームですけど、チームが1つになり侍ジャパンとして前に進めたと思います」

-「試す」と「勝つ」を両立させたことについて

「今回は特にピッチャーが(球数制限に)制約された中で投手コーチと話し合って6試合できたことに関しては、すごく良かった。コミュニケーションを取りながら、当然応えたのは選手の力ですが、なるべく選手に負担が掛からないようにやってきたのは、前に進めたと思う」

-今回特に結束力を高めた一番の要因は

「まずはチーム全員がジャパンに対して強い気持ちを持ってくれたこと。これが一番の要因。特に秋山選手、菊池選手。合宿をへて、初日に『このチームを頼む』という話をしました。そこでしっかりと『任せて下さい』という心強い言葉を頂きました。経験のある選手が先頭にたってやってくれたというのは非常に大きかったと思います。岸投手もそうですし、柳田選手も非常に疲れている中で、ジャパンのために必死にやってくれた」

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