セガサミー準決敗退 頂点前に「残念ながら下山」

  • ホンダ対セガサミー 6回裏セガサミー1死、小野田は左越えに本塁打を放つ(撮影・柴田隆二)
  • ホンダ対セガサミー 6回裏セガサミー1死、根岸(右)は右越えに本塁打を放ち生還するとナインからサイレントトリートメントで祝福される(撮影・柴田隆二)

<都市対抗野球:ホンダ6-2セガサミー>◇2日◇準決勝◇東京ドーム

セガサミー(東京都)は初の決勝進出はならなかった。

0-1の6回、1死から小野田俊介外野手(28=早大)根岸晃太郎内野手(27=日大)の連続ソロで逆転した。だが、9回1死から一塁の根岸がゴロをはじく失策。そこから同点とされ、延長に入った。

1死満塁、選択打順によるタイブレーク制。10回表の攻撃でホンダに満塁本塁打を打たれた。その裏、2三振の無得点で敗れた。

西田真二監督(60)は就任1年目でチームの過去最高成績に並ぶ4強まで進んだ。ただ、初の決勝は逃し「富士山の頂点までもう少しですが、残念ながら下山してしまいました。強豪ゾーンで、よくここまで来られたけど、決勝まで選手たちを行かせてあげたかった。そういうチャンスはめったにないので」と残念そうに話した。初戦で強豪トヨタ自動車に勝利。勢いに乗って、勝ち進んだ。

9回のエラーについては「責められません。選手たちはよくやってくれました。補強の選手も、よくとけ込んで頑張ってくれました」と責めることはせず、選手たちをねぎらった。