中央学院大初V 菅原監督「最高に幸せ」4年古田島、大粒の涙を流し歓喜

  • 慶大対中央学院大 初優勝を決めた中央学院大ナインは集合写真で喜びを爆発させる(撮影・浅見桂子)
  • 慶大対中央学院大 6回裏中央学院大1死満塁、走者一掃適時二塁打を放つ武田(撮影・野上伸悟)
  • 慶大対中央学院大 5回裏中央学院大1死一塁、左越え2点本塁打を放ち喜ぶ佐藤(撮影・野上伸悟)
  • 明治神宮大会 慶大対中央学院大 5回表慶大2死三塁、暴投で失点しがっくりす古田島(撮影・野上伸悟)

<明治神宮大会:中央学院大9-8慶大>◇大学の部決勝◇25日◇神宮

関東5連盟第1代表の中央学院大(千葉県大学野球)は、最大4点差をひっくり返す逆転劇で初の日本一に輝いた。

1点差まで迫っていた6回。1死満塁の好機で、2番の武田登生主将(4年=)が左中間へ逆転3点適時二塁打を放つなど、一気に5点を奪った。その後は慶大の粘り強さに1点差まで詰め寄られた、最後の打者を右飛に打ち取った。ナインはマウンド上で歓喜の輪を作り、笑顔で喜んだ。

整列が終わると、古田島成龍投手(4年=取手松陽)が大粒の涙を流しながらスタンドへあいさつに向かった。その古田島を部員たちは大盛り上がりで迎え入れた。菅原悦郎監督(60)は「なんとしても見たかった光景として、グラウンドとスタンドの選手が一体となって喜ぶ。これが見えて最高に幸せです」と力強く話した。

【関連記事】明治神宮大会 高校の部は大阪桐蔭、大学は中央学院大が初優勝/決勝戦詳細―>