元阪神85年V戦士の福間納監督率いるカナフレックス、全国1勝ならず「やってしもた。強いわ」

  • カナフレックス対日本通運 1回裏日本通運1死一、三塁カナフレックス・福間納監督(左)はマウンドで大西健太投手に声をかける(撮影・石井愛子)
  • カナフレックス対日本通運 5回表終了後、北川審判(左)に選手交代を告げるカナフレックス・福間納監督(右)(撮影・石井愛子)
  • カナフレックス対日本通運 日本通運に7回コールド負け、肩を落とすカナフレックスナイン、福間納監督(右)(撮影・石井愛子)
  • カナフレックス対日本通運 日本通運に7回コールド負け、肩を落とすカナフレックス・福間納監督(右)(撮影・石井愛子)

<社会人野球日本選手権:日本通運10-0カナフレックス(7回コールド)>◇2日◇1回戦◇京セラドーム大阪

元阪神で85年日本一に救援投手として貢献した福間納監督(71)が率いるカナフレックス(近畿)は、日本通運(関東)にコールド負け。福間監督は「やってしもた。強いわ」とお手上げ。創部9年目のチームで、全国初勝利とはならなかった。

初回に2ランを浴びると、2回にも2点を失い序盤からリードを許す展開。打線も散発3安打に抑えられて7回コールド負けを喫した。全国大会での1勝の難しさを痛感し、「いい打者が多い。ちょっと甘くなったらやられる。投手も打の力も上やね。近畿で勝っても関東とやったらやられる。そんな甘いもんじゃないね」と苦笑いだった。

今季から監督を務め、1シーズンが終了。「できなかったことの方が多い。もっと早くこちらからサインを出して1点取る野球を目指していかないといけない。バントは犠牲なんやけど大きいです」と課題を痛感。自身は現役時代に救援投手として活躍したが、「先発完投できる投手を作らないと。勝っていくと投げる投手が少ない」と来季へ向けて投手力整備も進める。