【全日本大学選手権】青学大の優勝に河原井前監督は大粒の涙「たまらん、もう。うれしいです」
<全日本大学野球選手権:青学大4-0明大>◇11日◇決勝◇神宮
青学大(東都)が明大(東京6大学)に快勝し、05年以来18年ぶり5度目の優勝を飾った。
河原井正雄・青学大前監督(68)は試合終了の瞬間、大粒の涙を流した。「たまらん、もう。うれしいです」と、ハンカチでぬぐった。自身が監督を務めた05年以来の日本一となったが「今が1番うれしいです」と喜んだ。
教え子でもある安藤寧則監督に向けて「おめでとうございます、本当によくやってくれたと、そのひと言に尽きます。もう何とも言えない。(大学)選手権の前に言ったのは、出たら負けんぞと。普通にやれば勝つぞと。普通にできなかったら負けるぞと、大会前に彼らに言ったんですよくやってくれました」と感謝していた。
◆青学大野球部 大学創立から3年後の1951年(昭26)東都大学野球連盟に加盟。秋季リーグで3部優勝し2部昇格。72年春に2部優勝、入れ替え戦に勝利して初の1部昇格。2部降格と1部復帰を経て、87年に河原井正雄氏が監督就任。88年秋に1部初優勝。93年、全日本大学選手権初出場で初優勝。東都1部で通算13度の優勝。主なOBは元ソフトバンク小久保、元ロッテ井口、ヤクルト石川、オリックス杉本、レッドソックス吉田。部員数は49人で、今大会に出場した27校で最少。