【全日本大学選手権】明大完封負けで4年ぶり頂点届かず「やりたいことを先にやられてしまった」

  • 4回裏青学大1死一塁、中野に適時二塁打を許して降板となりがっくり引き揚げる村田(左)(撮影・浅見桂子)
  • 4回裏青学大1死一塁、中野の適時二塁打で初谷(後方)はヘッドスライディングで生還する(撮影・浅見桂子)
  • 2023年全日本大学野球選手権トーナメント表

<全日本大学野球選手権:青学大4-0明大>◇11日◇決勝◇神宮

明大(東京6大学)は青学大(東都)に完封負けを喫し、19年以来4年ぶり7度目の頂点には届かなかった。

エース右腕の村田賢一投手(4年=春日部共栄)が先発。安定感が持ち味だが、立ち上がりはわずかに制球が乱れ、死球と連打で初回に2失点。今大会初めての失点を許した。3回1/3を4失点と不本意な内容で降板。田中武宏監督(62)は「(先制され)やりたいことを、先にやられてしまった。死球を出したのは久しぶりで、嫌な感じはした。変化球にいつものキレがなかった」と振り返った。

強力打線は、青学大の今秋ドラフト候補、最速153キロ右腕、常広羽也斗投手(4年=大分舞鶴)から7安打を放ったが無得点。上田希由翔主将(4年=愛知産大三河)は「(常広は)直球が強かった。ツーシームを打たされた印象。初回になんとしても1点を取らないといけなかった。まだ自分もチームも悔しい気持ちでいっぱい。切り替えて、選手間でミーティングをして整理したい」と話した。