【社会人野球】前回王者で今季初2大大会登板のトヨタ佐竹功年「ベテランだとか40歳だとかはない」

  • Honda熊本対トヨタ自動車 7回裏トヨタ自動車1死一、二塁、多木の勝ち越し適時打に喜ぶトヨタ自動車の選手ら(撮影・和賀正仁)
  • Honda熊本対トヨタ自動車 11回裏トヨタ自動車2死一、三塁、高祖を右飛に打ち取って勝利し、抱き合って喜ぶHonda熊本の選手たち(撮影・和賀正仁)
  • Honda熊本対トヨタ自動車 7回裏トヨタ自動車1死一、二塁、三塁線を破る適時二塁打を放った多木はポーズ(撮影・和賀正仁)
  • Honda熊本対トヨタ自動車 7回裏トヨタ自動車1死一、二塁、三塁線を破る適時二塁打を放つ多木(撮影・和賀正仁)
  • Honda熊本対トヨタ自動車 6回表Honda熊本無死一塁、山本卓に同点本塁打を浴びる松本(撮影・和賀正仁)
  • Honda熊本対トヨタ自動車 7回裏トヨタ自動車1死一、二塁、三塁線を破る適時二塁打を放つ多木(撮影・和賀正仁)

<社会人野球日本選手権:Honda熊本8-7トヨタ自動車>◇13日◇2回戦◇京セラドーム大阪

前回王者で、今夏の都市対抗野球で優勝を飾ったトヨタ自動車は、2回戦で敗退した。

ミスター社会人野球こと、佐竹功年投手(40=早大)が8回途中から今季初の2大大会登板を果たした。「もちろん優勝を目指してやってきた。負けたのは、素直にHonda熊本さんの力が上だったということで謙虚に受け止めます。僕ら自身も、都市対抗で優勝後からやってきたことを出せた」。

8回2死一、二塁でHonda熊本の3番・稲垣翔太内野手(30=明豊高)を空振り三振に打ち取った。その瞬間拳を握り、右腕は「よっしゃー」と6階席まで響き渡る声で吼えた。「言われたところで仕事するだけで、ベテランだとか40歳だとかはなかった。本当に楽しんでマウンドに上がった」と明かした。

2回1/3を投げ、2失点。10回には一時相手が勝ち越しとなる犠飛を浴びた。「最後に点を取られて追いつかれたのは、僕の力不足。後で投げた山内(大輔投手)に悪いことをした」と話し、球場を後にした。【中島麗】