【都市対抗予選】大阪ガス本戦へ望み 神戸中央シニア出身4番清水聖也と5番花本太紀2者連続弾

  • YBSホールディングス戦で無安打も2四球を選んだ大阪ガス・高波(撮影・塚本光)
  • YBSホールディングス戦に先発した大阪ガス・本間(撮影・塚本光)

<都市対抗野球近畿地区第2次予選:大阪ガス7-1YBSホールディングス>◇30日◇第8日◇第4代表決定トーナメント2回戦第2試合◇わかさスタジアム京都

28度の本大会出場経験を誇る大阪ガス(大阪市)が、YBSホールディングス(赤穂市・姫路市)を破り、2年ぶりの都市対抗出場に望みをつないだ。

2回に2点を先制すると、3回には1死一塁から4番清水聖也外野手(26=東北福祉大)と5番花本太紀内野手(31=創価大)の2者連続本塁打が飛び出し、序盤で5得点。8回には犠飛と押し出し四球でダメ押し点を奪った。

プロ注目で188センチ大型遊撃手の高波寛生(かんせい)内野手(23=関学大)は無安打も2四球を選んだ。今季4番を務めている三井健右外野手(25=立大)はオープン戦でフェンスと交錯して左肩付近を骨折し、2戦連続欠場。都市対抗出場が決まれば、本大会では復帰できる予定だ。

先発マウンドには前戦で満塁本塁打を浴びた新人左腕の本間悠貴投手(22=天理大)が上がった。6回に味方のミスが絡んで1点を奪われたが、7回5安打1失点(自責点0)と好投した。

2打数2安打2四球1本塁打1打点の花本は「塁に出ようと思っていました。全然長打狙ってなかったんで。(打った手応えは)行ったなと思いました」と明かした。

2者連続弾を決めた清水と花本は共に神戸中央シニアの出身。4番で2打点の清水は「ヒットの延長が本塁打になってくれた感じです。めっちゃうれしいです。後ろに花本さんがいるので楽な気持ちで打席入れています」と喜んだ。

峯岡格監督(49)は「1勝する難しさをすごく感じます」と振り返り、「今日のような(試合)運びができたらいいのかなと思います」と言葉に力を込めた。

3回戦は、31日に大阪シティ信用金庫スタジアムで行われるNTT西日本(大阪市)対パナソニック(門真市)の敗者と、6月2日に大阪シティ信用金庫スタジアムで対戦する。

3回戦、その次の準々決勝ともに1敗すると予選敗退が決定する。