【都市対抗予選】日本生命プロ注目・石伊雄太決勝打で本戦出場導く「うれしいとホッと五分五分」

  • 都市対抗野球出場を決めバックスクリーン前で集合写真を撮る日本生命のメンバー
  • 日本製鉄瀬戸内戦で右翼線に適時打を放った日本生命の石伊雄太
  • 日本製鉄瀬戸内戦で右翼線に適時打を放ちベンチにポーズする日本生命の石伊雄太

<都市対抗野球近畿地区第2次予選:日本生命4-3日本製鉄瀬戸内>◇30日◇第8日◇第1代表決定戦◇わかさスタジアム京都

日本生命(大阪市)が5年ぶりの出場を狙う日本製鉄瀬戸内(姫路市)を下し、2年連続63回目の出場を決めた。7年ぶりに第1代表となった。

1回表1死一、三塁から4番竹村陸外野手(26=近大)の中前適時打などで2点を先制。

4回まで無失点だった先発右腕の山本隆広投手(27=関大)は5回に右前適時打で1点差に迫られると、6回に味方のミスも絡んで左犠飛を許し、同点に追いつかれて降板した。

8回に1点を奪われたが、1点ビハインドの9回1死二塁から6番山田健太内野手(23=立大)の左翼線を破る適時二塁打で試合を振り出しに戻した。さらに2死二塁から強肩強打でプロ注目の石伊雄太捕手(23=近大工学部)が右翼線に勝ち越し打を放ち、試合を決めた。

石伊は守備では失点につながる悪送球もあったが、3回と8回に盗塁を阻止。攻守で勝利に貢献し「うれしい気持ちとホッとしている気持ちが五分五分かな。1本打てたので良かったです」と胸をなで下ろした。

梶田茂生監督(55)は試合後のインタビューで「日本一を目指して頑張ります」と意気込んだ。