【大学選手権】早大が優勝した15年以来の4強 2年生左腕の宮城誇南が強力打線相手に6回1失点

  • 九産大対早大 早大先発の宮城(撮影・小沢裕)
  • 九産大対早大 4回裏早大2死一、三塁、山縣は中前適時打を放つ(撮影・小沢裕)
  • 九産大対早大 4回裏早大2死一、三塁、山縣の中前適時打に沸くベンチの早大ナイン(撮影・小沢裕)

<全日本大学野球選手権:早大6-2九産大>◇13日◇準々決勝◇神宮

早大(東京6大学)が九産大(福岡6大学)に快勝し、優勝した15年以来9年ぶりの4強進出を決めた。

2回に相手失策も絡んで1点を先制すると、4回に2番山縣秀内野手(4年=早大学院)の中前適時打などで一挙4得点。終始リードを保った。

投げては2年生左腕、宮城誇南投手(浦和学院)が2試合19安打、10得点の九産大打線を相手に6回1失点(自責0)の好投。

3回以降「結構初球からバンバン振ってくる打線だったので」と、カットボール、スプリットを軸に打たせて取る投球を見せた。

6回には2死満塁のピンチで遊撃失策の間に1点を失うも「ズルズルいくと後半試合がわからなくなってしまうなと思ったので、ギアを上げて三振をねらいにいきました」。次打者を139キロ直球で空振り三振に斬り。最少失点で切り抜けた。

宮城は浦和学院(埼玉)のエースとして22年センバツでベスト4に導いた。大学ではしばらく左肩痛に悩まされたが、ウエートにも積極的に取り組み、フォームを改善。今春悲願のリーグ戦デビューを果たし、2勝を挙げた。

ついに大学でも全国大会初白星を挙げた。「大学に入ってから思うようにいかない時期が続いていたので、なんとか1勝をもぎ取ることができてホッとしています」と、笑顔で振り返った。

【大学選手権】準々決勝 早大、青学、天理が4強進出!! 上武大-東日本国際大/速報中