【大学選手権】東日本国際大、延長10回タイブレーク制し2年ぶり4強 藤井優矢好判断で併殺完成

  • 東日本国際大対上武大 延長10回裏上武大無死一、二塁、東日本国際大3番手で登板した藤井は荒巻の投前への小飛球を捕球せず三塁へ転送する(撮影・小沢裕)
  • 東日本国際大対上武大 延長10回裏上武大無死一、二塁、東日本国際大3番手で登板した藤井は荒巻の投前への小飛球を捕球せず三塁へ転送する(撮影・小沢裕)
  • 東日本国際大対上武大 延長10回裏上武大無死一、二塁、東日本国際大・黒田三塁手は藤井からの送球を二塁へ転送する(撮影・小沢裕)
  • 東日本国際大対上武大 延長10回裏上武大無死一、二塁、東日本国際大・山本二塁手が三塁からの送球を受けて併殺プレーとなる(撮影・小沢裕)

<全日本大学野球選手権:東日本国際大4-3上武大>◇13日◇準々決勝◇神宮

東日本国際大(南東北)は上武大(関甲新学生)との2時間55分に及ぶ熱戦を制し、2年ぶりの4強進出を果たした。

すっかり日の沈んだナイター。今大会3度目の延長10回タイブレークで1点を奪い、3連投で救援から7回1/3を投げた藤井優矢投手(4年=角館)がリードをきっちり守り勝利に大きく貢献した。

上武大が1点を追いかける10回裏の攻撃。無死一、二塁で相手主砲がバントを試みるも、打球を処理した藤井はダブルプレーで一気に試合を勝利をたぐり寄せた。藤木豊監督(58)は「ナイスプレーでした。打つバッターなので打ってくるのかなって。バントしてきたら1アウトでいい」と話した。藤井の好判断が光った。3連投でフル回転中のタフネス右腕は「疲れもあって今日は気持ちで投げました」と、達成感に満ちあふれた笑顔で汗をぬぐった。

▽上武大・谷口英規監督(先制も、延長10回タイブレークで敗戦)「(好救援した東日本国際大の)藤井くんすごいですね。3連投。気迫負けもあったと思います。次の課題にしていきたい」

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