【大学選手権】青学大が2年連続決勝進出 ドラフト候補の佐々木泰が先制本塁打含む4安打6打点

  • 青学大対天理大 6打点でチームの決勝進出に貢献した青学大・佐々木主将は「6」のポーズ(撮影・小沢裕)
  • 青学大対天理大 3回表青学大2死二塁、佐々木は左前適時打を放つ(撮影・小沢裕)
  • 青学大対天理大 1回表青学大2死一、二塁、佐々木は左越えに先制の3点本塁打を放つ(撮影・小沢裕)
  • 青学大対天理大 1回表青学大2死一、二塁、佐々木(中央)は左越えに先制の3点本塁打を放ちベンチのナインの祝福を受ける(撮影・小沢裕)
  • 青学大対天理大 3回表青学大2死二塁、佐々木は左前適時打を放つ(撮影・小沢裕)
  • 青学大対天理大 3回表青学大2死二塁、佐々木は左前適時打を放ちベンチに向かってガッツポーズ(撮影・小沢裕)
  • 青学大対天理大 4回表青学大2死満塁、佐々木は中前に2点適時打を放つ(撮影・小沢裕)
  • 青学大対天理大 4回表青学大2死満塁、佐々木は中前に2点適時打を放ちガッツポーズ(撮影・小沢裕)

<全日本大学野球選手権:青学大10-2天理大>◇15日◇準々決勝◇神宮

青学大(東都)が天理(阪神)を破り、2年連続で決勝進出を決めた。

主将の意地がバットに乗り移った。試合前、ドラフト候補で主将を務める佐々木泰内野手(4年=県岐阜商)は「野手の力が重要になってくる」と選手に声をかけると、試合開始すぐに、それを体現した。

初回2死一、二塁から真ん中低めのスライダーを救い上げると、打球は真っ青な空に高く弧を描き、レフトスタンドへ飛び込んだ。「真っすぐをケアしながら、体が反応してくれた」。今大会第2号の3ラン本塁打で先制し、試合の流れをつかんだ。

3回には2死二塁から左前適時打、4回にも2死満塁から中前適時打で、それぞれ1点を追加。1本塁打を含む4安打6打点で、大会最多打点記録にあと1本と迫った。

主将として試合を引っ張る。その強い思いが、佐々木を突き動かした。「勝ちたい気持ちが誰よりも強いと自分でも自信がある。その結果、こういういい結果につながってくれたと思います」。今春のリーグ戦は打率1割7分8厘と不調も、「リーグ戦が終わってから、スイング軌道を修正しようと練習してきた結果、バットのヘッドがかえらずにバットに(打球を)乗せられたと思います」。1年春からレギュラーとして出場し、昨年春の大学選手権で優勝も経験した。豊富な経験値が、大舞台で佐々木を輝かせている。

明日はいよいよ決勝戦だ。「前年度優勝校で、2連覇というプレッシャーもありますが、それに打ち負けず。これまでも、勝ち切る強さを求めてやってきたので、最後はそれをしっかり出しきりたい」。新チームがスタートして主将を任されてから、ずっと目標にしてきた「4冠」へ。まずは連覇達成を、足掛かりとする。