【大学選手権】天理大初の決勝進出逃す、青学大にコールド負け「自分らの野球できなかった」監督
<全日本大学野球選手権:青学大10-2天理大>◇15日◇準決勝◇神宮
天理大(阪神)が連覇を狙う青学大(東都)に8回コールド負けを喫し、初の決勝進出を逃した。5番佐々木に先制3ランを含む4安打6打点と打ち込まれるなど圧倒された。4500人の観衆が集まった一戦で、三幣(みぬさ)寛志監督(44)は「初回から完全に雰囲気にのまれて、守備のミスと打撃の方のミスも重なって、自分らの野球ができなかった」と悔やんだ。
1、2回戦で7打席連続安打を始め、1試合3二塁打、1イニング2安打と3つの大会記録に並んだ4番石飛智洋外野手(4年=出雲西)は3打数1安打。目に涙を浮かべ「悔しいです。チームを勝たせるようなバッティングができなかった。もっともっと練習して、また秋にこの神宮に戻ってきたい」。今大会は通算14打数8安打7打点、打率5割7分1厘で終えた。
全国初の4強入りへと導いた下林源太内野手(4年=天理)は、キャプテンとして臨む大会は今回が最後だった。天理大の硬式野球部の伝統で、秋季リーグからは3年生が主将を務める。下林は秋も選手としてプレーを続け「絶対何が何でも日本一になれるように頑張っていきたい」とリベンジを誓った。【古財稜明】
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