【大学選手権】青学大2年連続6度目V「勝ちきったことは意味がある」安藤監督 早大は及ばず
<全日本大学野球選手権:青学大2-1早大>◇16日◇決勝◇神宮
青学大(東都)が2年連続6度目の優勝を決めた。
試合が動いたのは4回裏。無死一塁から早大・梅村大和内野手(4年=早実)の犠打を渡部海捕手(2年=智弁和歌山)が一塁へ悪送球、さらに小田康一郎内野手(3年=中京)の悪送球も絡んで、早大が1点を先制。だが、5回に中田達也外野手(3年=星稜)の右越え適時二塁打で同点。なおもチャンスで「迷惑ばかりかけていたので、なんとか1本を」と意気込んで打席に立った藤原夏暉内野手(3年=大阪桐蔭)が中前適時打を放ち逆転に成功した。
投げては先発の中西聖輝投手(3年=智弁和歌山)の後、2番手として登板したヴァデルナ・フェルガス投手(3年=日本航空)がリードを守る好救援を見せ、最後は鈴木泰成投手(2年=東海大菅生)が試合を締めた。
安藤寧則監督(47)が「反省点もある中で1戦1戦勝ちきったことは意味がある」と今大会を振り返ると、主将を務める佐々木泰内野手(4年=県岐阜商)も「(昨年の)秋、神宮で最後負けてあの悔しい思いはしたくないと思って(新チームが)始まったので、すごくうれしく思います」と優勝の喜びをかみしめた。
早大(東京6大学)は9年ぶりに決勝進出も、日本一にあと1歩及ばなかった。