パナソニック上田隼也が2ラン2本含む4打点で快勝 次戦は昨秋・本大会王者の大阪ガス
<社会人野球日本選手権・近畿地区最終予選:パナソニック9-1ニチダイ>◇敗者復活戦3回戦◇13日◇わかさスタジアム京都
パナソニックが「3番中堅」の上田隼也外野手(28=亜大)の2本塁打4打点の活躍などで快勝した。
3回2死二塁で、初球のチェンジアップを捉え、左翼のポール際へ。9回2死三塁では直球を左中間へ運んだ。中距離打者を自覚するが、前の打者が満塁の走者をかえした後の9回は「気持ちよく打てた」と振り返った。グラブの刺しゅうには「ももクロ」と施す。人気アイドルグループ、ももいろクローバーZの楽曲がパワーの源だ。
パナソニックは、都市対抗と日本選手権の2大大会ともに出場なしは、創部75年目でこれまで1度もない。今夏は都市対抗出場は果たせず、秋の選手権では、地区最多出場の29大会連続44度目の出場へ残り2戦全勝が条件だ。前日は、三菱重工Westに、0-2の9回に1点差に追い上げたものの、敗戦。「最終回まで粘れて、気持ちの面ではすっきりしている」とポジティブに今試合から敗者復活戦に回った。次戦は、昨秋の本大会王者・大阪ガスとの一戦。上田のバットがチームを引っ張る。