【オリックス】ドラ5東山玲士“高ちゃんチェンジアップ”で恩返し 花野・大久保両監督へ感謝

  • オリックス入団発表後、フォームを披露する5位東山玲士(撮影・和賀正仁)
  • 入団会見で名前入りタオルを掲げるオリックス5位東山玲士(撮影・和賀正仁)
  • オリックス入団発表後、フォームを披露する5位東山玲士(撮影・和賀正仁)
  • オリックス入団発表後、フォームを披露する5位東山玲士(撮影・和賀正仁)

オリックスは29日、大阪市内のホテルで新人選手入団発表記者会見を行った。 ドラフト5位のENEOS東山玲士投手(24)は、同期直伝の“高ちゃんチェンジアップ”で恩返しする。「入団する実感がわいてきました。うれしい気持ちと、ここからやらないといけない使命感の両方があります」。

自身の野球人生を救ったのは、決め球のチェンジアップの習得だった。「まっすぐとの差別化でギャップを大きくするのを意識しています」。同大時代の登板前日、花野巧監督(71=元日本生命監督)から「お前は何を投げる?」と作戦を問われた。同日チェンジアップで好投した同期「高ちゃん」こと高橋佑輔投手(25=東邦ガス)に教えを乞うた。「(実戦で)ぶっつけ本番で投げたら感覚をつかんで、はまりました。覚えてからは活躍できて、成績も良くなりました」。

社会人2年間所属したENEOSを率いる大久保秀昭監督(55)は01年まで近鉄でプレー。花野監督とともに、関西に縁のある両指揮官は11月末で退任するが、東山は気持ち新たに関西に訪れ、まっさらなユニホームに袖を通した。「花野監督がいなかったら今の自分もいないですし、大久保監督のもとで野球ができなければ、プロに入ることもできなかったと思います。自分が今まで携わってくださった方々がいての自分。恩返しできるピッチングをしたい」。仲間や恩師への感謝を忘れず、1球に想いを込める。【中島麗】

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