【阪神】OB会長に掛布雅之氏が正式就任「天国にいる小林さんに、今は堂々と声をかけられる」

  • あいさつする阪神掛布OB新会長(撮影・前田充)
  • 川藤氏(左)から掛布氏へOB会長のバトンならぬマイクが手渡された(撮影・加藤哉)
  • あいさつする阪神掛布OB新会長(撮影・前田充)
  • 川藤前会長(左)からマイクを受け取る阪神掛布OB新会長(撮影・前田充)
  • マイクを手に笑顔を見せる阪神掛布OB新会長(撮影・前田充)
  • 場内へ一礼する掛布新OB会長。左からは藤川監督、粟井球団社長、日刊スポーツ客員評論家の吉田氏(撮影・加藤哉)
  • あいさつする阪神藤川監督(撮影・前田充)

阪神OB総会が30日に大阪市内のホテルで開かれ、掛布雅之氏(69)が新会長に就任すると正式発表した。今季までOB会長を務めた川藤幸三氏(75)からバトンを渡され、第8代会長となる。

川藤氏から「(球団創設)90年から100年の歴史は、この会長のもとでしっかりやってもらいます」と託されて、あいさつした。 「小林繁さんが巨人からトレードされてきました。その時、小林繁さんが言ったことは『巨人には歴史と伝統がある。阪神には歴史はあるが伝統がない』。ただ、ここ数年の阪神の戦い方、チームの作り方を見た時にですね、胸を張って歴史と伝統のあるチームなんじゃないですかと。天国にいる小林さんに今は堂々と声をかけられるタイガースの土台ができた。」

また副会長には峯本達雄氏(71)、桧山進次郎氏(55=日刊スポーツ評論家)が就任する。掛布氏は乾杯のあいさつも務め「藤川監督の胴上げを祈願して乾杯!」と盛り上げた。

◆阪神タイガースOB会 結成は1972年(昭47)3月12日。甲子園球場内で発会式が行われた。発案者は大阪タイガース初代監督の森茂雄氏(当時大洋球団代表)。「巨人にあって阪神にないのは残念だ」とOBを集めた。松木謙治郎、藤村富美男の両氏を初代の正副会長に選任。会長は全OBの取りまとめが主要業務。球団と現役選手のパイプ役になり、選手へのアドバイスや激励を行うこともある。会長がキャンプなどに陣中見舞いに行くことも多い。

【関連記事】阪神ニュース一覧