大相撲裏話

東海大柔道部出身の岡田「関取なれなかったら化粧まわしつけられるのは一生に1度」新序出世披露

新序出世披露を行う、前列左から豪ノ勝、豪清丸、岡田、若雷、後列左から雷颯、出野、大光(撮影・岩下翔太)
新序出世披露を行う、前列左から豪ノ勝、豪清丸、岡田、若雷、後列左から雷颯、出野、大光(撮影・岩下翔太)

新序出世披露が17日に行われ、東海大柔道部出身の岡田(22=高田川)ら7人が化粧まわし姿で土俵に上がった。客席から温かい声援が飛び、岡田は「名前を呼んでいただくのが聞こえた。励みにしていきたい」と決意を新たにした。

名門柔道部から初の角界入り。この日のお披露目儀式では兄弟子にあたる竜電の化粧まわしをつけた。「とても重く感じる」と実感を込め、「関取になれなかったら、化粧まわしをつけられるのは一生に1度しかない。再びつけられるように頑張りたい」と覚悟を口にした。

3日目からの前相撲は3勝1敗で勝ち抜けた。師匠の高田川親方(元関脇安芸乃島)からは相撲内容について「『ぜんぜん駄目』と言われた」と反省しつつ、土俵自体は「楽しめた」と明るい表情。8月に高田川部屋で2週間の相撲合宿を行ったあとは、大学の施設でウエートトレーニングばかり行う日々だったという。待望の土俵で、まずは1歩を踏み出した。

新序出世披露のあとは「大学があるので」と空港へ急行。単位の取得状況については「これから取ってきます」と笑った。【奥岡幹浩】

岡田
岡田

取組を見るだけじゃ分からない、日刊スポーツの大相撲担当記者が土俵周辺から集めてきた「とっておきネタ」をお届けします。

おすすめ情報PR

相撲・格闘技ニュースランキング